フェラーリ FF

ferrari.comより画像使用(http://www.ferrari.com/Japanese/)

「4輪駆動なのにFFとはこれいかに?」
と思ったが、別にあのフェラーリが前輪駆動車を作ったわけではなく、
「Ferrari Four」
の略称である。フェラーリ初の4輪駆動車で、2011年1月にプロトタイプモデルが登場したが、日本にもデリバリーされていることを最近知った。
本日は、この、夢の車のレポートであり、こういう特別な人にだけ手の届く自動車も、ここでは、さも当然のように採り上げるのだ。

フェラーリFFは、フロントのボンネットに6262ccのV型12気筒を搭載した、4人乗りモデルである。デザインはピニンフィリーナが担当しているようだが、イタリアには、まだカロッツエリアが健在なのである。このエクステリアは、信仰に近いフェラーリフリークの某評論家なら、おそらく絶賛するだろう。サイドビューで特徴なのはボンネットが長いこと。ドライバーのお尻の位置は、おそらく、前輪と後輪の中間点よりも後ろになるという、ちょっと昔のFRのような位置関係になるだろう、4人乗りクーペボディにもかかわらず、である。
動力性能も破格である。
公式には、0→100km/hは3.7秒、最高速度は335km/h。異次元の世界である。
かつて、ある評論家は、
「フェラーリF40は、4速20km/hでも十分走れるほどエンジンがフレキシブルだ」
と言ったらしいが、F40はV型8気筒、こちらはV型12気筒という違いがあり、しかも6000cc越えの大排気量であるから、いくら8000rpmまで回るフェラーリの高回転エンジンとはいえど、低速トルクが十分に確保されていないはずがない。
7速デュアルクラッチのトランスミッションの6速で20km/hでも、十分なトルクを発生するに違いない。
そう、このエンジン、市販車としては異例ともいえるが、レッドゾーンが8200rpmなのだ。コックピットに座って、インする津面とパネルを見ただけでも、このクルマのすごさはわかるだろう。タコメーターを中心に、右側にフルスケール360km/hの速度計、左側に水温計と油温計となっていて、ステアリングには7速デュアルクラッチをコントロールするためのパドルシフトがある。本革の内装はこのクラスらしい高級感を演出している。
そこに、フェラーリ初となる4輪駆動が加わるわけだ。
FRベースの4WDは、従来比50%の軽量化、何と比べて50%軽量化の数字を出したのかは不明だが、通常は後輪駆動に近い動作をし(後輪駆動でも走行は可能)、PTUという制御技術により、適宜フロントに駆動力を伝えるものである。
ほんの少しでも実用性を考えたら、フェラーリは所有できない。様々な苦労を克服し、とことん、大人の趣味として楽しむものなのである。

・スペック
全長×全幅×全高:4907mm×1953mm×1379mm
車両重量:1790kg
原動機:65°V型12気筒
最高出力・トルク:660s/8000rpm 683N・m/6000rpm
駆動方式:4輪駆動
価格:\32,000,000

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2011年11月8日 | |

カテゴリー:フェラーリ

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