三菱 ekワゴン



三菱自動車ホームページより画像引用(http://www.mitsubishi-motors.co.jp/ek_wagon/index.html)

 先頃、三菱ekワゴンがフルモデルチェンジしたが、今度のは、三菱と日産による合弁会社「NMKV」が開発を担当した。同じ車が日産ディーラーでは「デイズ」として販売されている。と、同時にターゲット層も変わっており、軽自動車の中で最も売れているトールワゴンの試乗ど真ん中に投入されたことになる。軽自動車ながら気になるekワゴンを取り上げるが、この派生モデルである「ekカスタム」についても触れておかなければならない。

 新しいekワゴンで最も大きく変わったのは全高。1620mmは、現在の軽自動車では売れ筋のスズキ・ワゴンR、ダイハツ・ムーブと同じくらい。もっとも、軽自動車規格いっぱいのサイズなので、全長と全幅は変えようがない。つまり、ekワゴンは、大きな需要のあるところへ直球勝負で投入された、三菱と日産による意欲作ということになるが、反面、他のメーカーの車種と比べてどこがどう差別されているかにも注目したいところ。
 まず、ライバル他社の車に比べて、数万円安い。車を移動する道具として割り切り、少しでもお財布に優しい車を選ぶなら、ekワゴンはありだろう。ただし、車両本体価格による比較なので、オプションを含めると、軽自動車でもそれ相応の出費は必要になるのでご注意を。外観と内装のデザインはよく練られていて、某モータージャーナリストのいうところの、
「くらべて見ると、ライバルはペロリとした平面的なサイドビューでしかない」
 は微妙だけれどもプレスラインが多くて印象的なところは認める。インテリアも質感は軽自動車離れしていて、当然室内は大人4人が乗ってなお余裕があるくらいのスペースを持っているが、車を使う人であれば、内装は外観以上に目に触れるところであって、「価格なり」は通用しないというのが通例のようだ。
 気になる走りは、これまた、
「日常に足として使うのなら何の問題もない」
 レベルに達しているし、日本の道路で使うのであれば実用的だが、自然吸気エンジンでももう少しパワーがほしいと思うし、3気筒エンジンは過去に軽自動車にも搭載されていた4気筒エンジンに比べるとやはり質感は劣るところを否定はできない。
 要は、ドングリの背比べのような軽自動車の走りの中でも、決して速いわけではないということ。ちなみに、燃費はごくありきたりのエンジンとボディーでありながら、JC08モードでリッターあたり29.2kmというクラス最大の燃費を出していることも忘れてはならない。
 さらなる高級感と走りのグレードを求めるのであれば、「ekカスタム」という選択肢もある。こちらはエンジンにターボチャージャーが付いて64馬力と、これまたライバル社とは横並びだが、パワーが必要なシチュエーションであっても文句の出ることはないだろう。多少でも車にこだわる方は、こちらもチェックしていただきたい。
 筆者のオススメは、自然吸気、ターボ関わらず4WD車。後輪にも常時駆動力がかかるフルタイム4WDとなっていて、また、三菱の4輪駆動は今なお定評がある。前輪駆動では後発の割には、ライバル車とあまり大きな差は見られないが、4WDの充実度と性能に対しては、カタログには書かれていないけれど差が見られると思われる。

・スペック
 全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1620mm
 車両重量:820kg~880kg
 エンジン:3B20(DOHC 直列3気筒12バルブ659cc)
 最高出力・トルク:36kw(49ps)/6500rpm・56Nm(5.7kgm)/5500rpm
 駆動方式:前輪駆動・4輪駆動
 価格:\1,050,000~\1,335,000

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2013年7月4日 | |

カテゴリー:三菱

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