日産 シーマ


 「シーマ」といえば、日産の高級車の代名詞で、そのイメージは20年間変わりない。2010年に生産が終了したのだが、この時期になり、車名が復活、もちろん、日産の最高級セダンという位置づけは変わっていない。ドライバーにとっても、運転知る楽しさを持つという方向性も、初代より変わっていない。今回は、日産シーマにスポットを当ててみたい。

 新しいシーマは、全車ハイブリッドで、3.5リッターV6エンジンにモーターを組み合わせ、374psのパワーを持ちながらも、10・15モードでリッター19kmを実現する経済性、JC08モードでの低排気ガス仕様を実現している。余談ながら、このVQ35HRというエンジンは、レッドゾーンが7000回転と、国際的に見ても高回転型のスペックになっている。また、製造が日産の栃木工場で行われていることもアピールされている。ここは、日産の高級車、プレミアムカーの製造が行われる場所で、職人クラスの「匠」といわれる人たちが、生産に関わっているという。それだけあって、特に濃色系のカラーには美しさを感じ、白系よりもこちらの方が似合う気がした。スクラッチシールドという、洗車キズくらいなら時間が経過すれば復活する塗装技術の効果もあるだろう、最低10年は塗装面が美しいと思われる。また、本革シート、木目を多用したインテリアも、高級感を感じさせるが、インパネにアナログ時計が付いているのは、高級車の伝統だろうか?
 …と、ここでふと思った。
「フーガハイブリッドとどこが違うのだろうか?」
 運転席に座って、インパネとフロントウインドウ越しの景色を見ただけでは、違いが全然わからず、外観も、フロントグリルの威圧感を除けば、ボディのシルエットなどをじっくり観察しても、判別しなかった。
 結論からいえば、全長が違う。フーガハイブリッドの4945mmに対し、シーマは5120mm。ホイールベースはフーガハイブリッドの2900mmに対して、シーマは3050mm。伸びた延長は後席スペースに充てられ、確かに、後席に座れば、その違いははっきりとわかるし、後席に座る人向けの装備も充実している。ただし、「VIP」「VIP G」のグレードで標準装備されている本革シート、内装色は、F50シーマの時代より一歩後退したかも知れず、ちょっと日本の重役好みになりすぎたきらいはある。明るい内装色を希望するなら、標準グレードにメーカーオプション。黒も含めて3種類から選ぶことができる。
 「シーマ」という名前にあこがれを抱くか、あるいは4人乗車で後席に大切な人を乗せるというシチュエーションが多いのであれば、シーマの選択肢はある。一方、ドライバーズシート本位で選択をするのであれば、ホイールベースが短く、車重がちょっと軽く、足回りがちょっと堅めにセッティングされた、フーガハイブリッドを選ぶ方が、満足感は高いかも知れない。

・スペック
 全長×全幅×全高:5120mm×1845mm×1510mm
 車両重量:1930kg~1950kg
 エンジン:VQ35HR+HM34(DOHC V型6気筒 3498cc + 交流同期電動機)
 最高出力・トルク(VQ35HR):225kw(306ps)/6800rpm 350Nm(35.7kgm)/5000rpm
 最高出力・トルク(HM34):50kw(68ps) 270Nm(27.5kgm)
 駆動方式:後輪駆動
 価格:\7,350,000~8,400,000

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2012年5月26日 | |

カテゴリー:日産

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