トヨタ カローラ アクシオ


トヨタホームページより画像引用(http://toyota.jp/corollaaxio/index.html)

 カローラといえば、日本では大衆車の題名といえ、町中で「普通の車とは?」と尋ねたら、多くの人がこれを指すに違いない。そのようなカローラがフルモデルチェンジした。自動車のモデルチェンジサイクルは、全体的に長くなる傾向にあるが、カローラは初代から4年間のサイクルを守っている。カローラを見ていると、車と、その趣味性について少々語りたくなるのであった。

 新しいカローラの特徴は、第一に「ダウンサイジング」である。全長が100mmほど短くなった。これまでのラインナップは1.8リッターと1.5リッターエンジンだったのだが、これも1.5リッターと1.3リッターになった。さらには、プラットフォームがヴィッツと同じものになった。賛否両論あるのだが、排気量は小さい方が燃費がよい。そして、車体が小さくなったことは、軽量化にもつながり、カローラのような大量に生産される車に関しては、省資源化にもつながるのである。むろん、それにより室内が狭くなるようなことはなく、モデルチェンジ前並の空間は確保できているという。
 装備も大きさの割に充実し、最上級グレードである「1.5LUXEL」には、木目調のインパネやステアリングが奢られ、HIDやオートハイビーム、テレスコピックステアリング、ヒーター・レインクリアリング機能付電動格納式リモコンドアミラー、花粉除去モード付きオートエアコンなどが装備される。先進の装備ではないが、痒いところに手が届く装備が満載である。トランスミッションはCVT。グレードによっては5速マニュアルも選択できるのは、旧来のオーナーの買い換えを狙っているところだろうか。
 しかし、趣味性などとは無縁の車だと思ったのも事実。貶めているのではない。この無個性がかえって、カローラの方向性になっている一面はあり、その辺に、ある種の潔さを感じる。それに、車を持っている人が必ずしも、趣味性を求めているわけではなく、それを求めずに道具として使っている人もいるだろうし、むしろ、そのような方々の方が大半ではないだろうか?
 たぶん、カローラは、自動車雑誌やモータージャーナリストとやらの職業人からは、黙殺されるか、酷評されるかのいずれかだろう。しかし、彼等は自動車に対して趣味性を求めていることは断言してよい。カローラのオーナーすべてが趣味性を期待していないとは
いわないが、家電のように、普通に動いて、そこそこ快適で、手の届く価格で、故障しない車を求める層はある。その典型は法人需要であり、カローラの社用車は路上でも目にすることができる。それに、10年10万km走っても、何の問題もなく平然と走っているだろうというような信頼感はある。カローラは、本来、それを求めてきたのだろう、歴史的に…。
 カローラの購買層というのは、自動車雑誌はもちろんのこと、このような雑文を読まない人を対象としているではないかと思うこともあり、そのような方向けには安心してお勧めできる車種であるが、反面、ハンドリングやらエンジンのフィーリングにうるさい人には向いていない。
 カローラに趣味性を期待する人は、そのうち出るであろうTRDのモデルが出るまで待つべし…、というところである。

・スペック
 全長×全幅×全高:4360mm×1695mm×1460mm
 車両重量:1050kg~1200kg
 エンジン:1NZ-FE(DOHC 直列4気筒1496cc) 1NR-FE(DOHC 直列4気筒1329cc)
 最高出力・トルク(1NZ-FE):80kw(109ps)/6000rpm 138Nm(14.1kgm)/4400rpm
 最高出力・トルク(1NR-FE):70kw(95ps)/6000rpm 121Nm(12.3kgm)/4000rpm
 駆動方式:前輪駆動 4輪駆動
 価格:\1,395,000~2,089,000

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2012年5月30日 | |

カテゴリー:トヨタ

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